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【洋楽デビューの話】高校生だったロリング君、洋楽と邦楽の違いに気づく

Column
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覚えていますか、洋楽との出会い

皆さんは洋楽と初めて出会った時のことは覚えているだろうか。どんなアーティストで、何を感じただろうか。

わたしはすんごい覚えている。洋楽を聴いて生まれた不思議な感情を。今日はそんなことを書きたい。もう洋楽の音に慣れてしまったが、確かに感じた言葉で表せないあの感覚。

わたしの洋楽デビューは遅めで、高校一年生の時だった。もう何十年も前の話だ。マジかよ。話はそこまで遡る。

高一のわたし、ヤンキー先輩の家に行く

中学生時代にB’zMr.Childrenチャゲ&飛鳥(全員今でも現役ってスゲェ…)にハマっていて、洋楽といえばボン・ジョビや、シンディ・ローパーなどは姉の影響で耳に入ってはいたが、自ら進んで聴くというようなことはなかった。

ある夏の日、わたしは駅を降り、川沿いの道を歩いていた。京都寄りの大阪にあるヤンキーの先輩の家に向かっていたのだ。

そのヤンキー先輩は高校生ながら留年していて、一つ年上だった。
なぜ仲良くなったのかはもう忘れてしまったが、ちょいワルでアウトローな人だった。趣味でギターを弾くと聞き、見せてもらおうとヤンキー先輩の家に行くことになったのだ。

「Layla」のリフにノックアウト

家に着くなり、ヤンキー先輩はわたしにエリック・クラプトンというか、デレク&ザドミノスの「Layla」のリフを弾いてみせた。 洋楽に疎いわたしでも知っている有名なリフだ。

わたしは衝撃を受けた。聴いたことのあるギターリフを普通の人が弾けるなんて。そんなのプロじゃないと絶対無理なんだと思っていた。

今考えると上手かったかどうかはよくわからないが、認識できる旋律を高校生が弾けるということ自体が衝撃だったのだ。

「はえ〜先輩すごいっすね!」 「これめっちゃ簡単やで」

そんな先輩にoasisを勧められる

とかいいながら次に先輩が教えてくれたのがoasisというバンドだった。
「こいつらな、デビューアルバムが全英No.1やったんやで」 「マジっすか」
と言いつつ、全英No.1と全米No.1の違いがよくわかっていなかったわたし。チャートなんか一緒だと思っていたし、流行るアーティストの傾向にも違いがあることを知らなかった。

oasisもイギリスで1位ならアメリカでもビッグなんだろうくらいに思っていた。
ビッグなバンドみたいだし、ギターも弾ける先輩が勧めるなら聴いてみっか、ということで彼らのデビューアルバム「Definitely Maybe」をその先輩から借りた。

それが初めての本格的な洋楽との出会いだった。

最初は結構地味だなぁという印象

一曲目の「Rock’n Roll Star」を聴いたときに雷に打たれたような衝撃を受けた…なんてこともなく、最初は結構地味だなぁというくらいの印象だった。

代表曲「Live Foever」なんかAメロとサビしかなくて、邦楽みたいなドラマティックな展開じゃなかったもんだから。

ただ、心に何か引っかかるモノがあったのは確かだった。「もう一回聴いてみようか」と繰り返し聴きたくなる何かがあった。

違和感の正体は「ビート」

当時はその何かがわからなかったが、今振り返ってみると、その正体は「ビート」なんだとわかる。

非常に簡略化していうと、洋楽のロックはリズム重視で、メロディもリズミカルだということだ。

今では邦楽も洋楽の影響を自然に取り入れる時代なので、もはやこの区別は意味がないかもしれないが、人気アーティストに限ればコレは真実だった。

洋楽は「歌メロがリフみたいにシンプル」

邦楽は「歌メロを装飾するためにビートがある」、洋楽は「ビートをより強調するために歌メロがある」という違いがあった。

そう、一言でいうと、洋楽は「歌メロがリフみたいにシンプル」だったのだ。単純で覚えやすくて同じことを繰り返す。

シンプルな歌メロの洋楽にハマってくると、邦楽の人気アーティストの歌がクドく感じてしまう。ちょっとクサいなぁというか。

そしてそこから洋楽初心者が陥りがちな「邦楽ってダセぇよな」期に突入したのだった…そして周りの洋楽好き仲間には言えず隠れミスチルファンでもあったのだった。

(いつか)第二章に続く

オアシス:スーパーソニック(字幕版)

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