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Whiskeytown「Avenues」

90s

from「Strangers Almanac」(1997)

このコード進行が出てくる曲全て名曲説

新幹線でスマホを床に落とす人多すぎやろ「ゴトッ」って音で毎回ビックリすんねんコレなんでなんやろなロリング君です今年もよろしく。

近頃冬ってこんなに寒かったっけというくらい寒い。夏よりも冬の方が好きなわたしにとっては、暑いくらいなら寒い方がいい。しかしここまで寒いとなるとさすがに外に出るのが辛くなってくる。

そんなときどうするかって?お家で冬ソング鑑賞っしょ。冬ソング鑑賞ゆーても別にクリスマスとか冬のことを歌っていなくてもいいんです。ただ、木枯らしが窓ガラスを叩く中、暖炉の前でアコースティックギターをつまびきながら呟くように歌を口ずさむ。冬の寒さと孤独がちょっとだけ身に染みる。そんな曲があるんですか?それともないんですか?っていう話よ。

ワイもそんな都合のえぇ曲なんかないとおもてたんや。でもな、あるところにはあるんやなぁ。ちゃあんとあった。ワイのすぐ目の前にあったんや。

ライアン・アダムス率いるWhiskeytownの「Avenues」や!“名前で損しとるランキング”で常に上位に食い込むこのウィスキータウン、このバンド名ではオッサン臭くて聴く気になりまへんわなぁ。

しかし、彼らのデビューアルバム「Strangers Almanac」は美しい旋律の宝庫。何が美しいかは人それぞれだが、男がやるせない気持ちを黙ってやり過ごす感情をメロディで完璧に再現してしまってるのよ。ジャンルはオルタナティブカントリーに分類されるのだろうが、カントリー嫌いにも是非聴いてほしい大名盤。

そんな中でも「Avenues」はライアンのハスキーな声と優しいアコギとやるせないメロディが頂点で交わり合った2分30秒の奇跡の名曲。ソロになった今でもライアンはライブでこれを演奏しとりますなぁ。よっぽど本人もお気に入りなんでしょう。

乾いた音像が冬の景色にピッタリ。帰省後に自宅に戻る新幹線の中で夕焼けを眺めながらコレ聴いたら泣いてまうやろ。新幹線でイヤホンして泣いてるヤツはほぼ全員コレ聴いとるはずや。

BメロでAm7、Bm7,C,Dと上がっていくコード進行はもはや伝家の宝刀と言うべき鉄板の進行である。このコード進行が出てくる曲は全て名曲説。同アルバムの一曲目「Inn Town」とかデビュー前音源を集めたコンピ「Faithless Street」収録の「If He Cant Have You」、ソロの「Hotel Chelsea Nights」など。コレをやられると、わかっちゃいるけど胸が締め付けられるのだ。

暖房の効いた部屋であったかいコーヒーを淹れて「Avenues」を聴く。冬における最も幸せな瞬間の一つ。あー幸せって簡単に感じることができるんだなぁ。

Apple Music: WhiskeytownAvenues

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