from「Runt」(1970)
センチメンタル童謡
秋服って 着る期間短すぎ ロリング君です。
今この日本でトッド・ラングレンを話題にする洋楽痛がどれだけいるというのか。ワイだけちゃうんか。いつか再評価の波がくると信じて日々「A Dream Goes on Forever 」を口ずさんできたが、ほんまに永遠に続く夢になってもーてんちゃうんかと。
というわけでここら辺で世間の認識を改めとかなあかん。トッド・ラングレンはスティーブン・タイラーの娘であるリヴ・タイラーの育ての親っていうだけじゃないってところを知っといてもらわなあかん。それはそれでスゴイけどな!なんとなく顔も似とるし!
さて、わたしが考えるトッドの音楽の魅力は、理路整然とした構築美である。何曲か彼の代表曲を聴けばわかるが、結構な割合で歌メロとコード進行がピッタリと連動している。そう、まるで童謡のように優しくそして切ない…名付けてセンチメンタル童謡である。参考に名曲「Can We Still Be Friends 」を聴いてほしい。
伴奏が動くときメロディも動く。なんとわかりやすく機能的な音楽だろう。数学的と言っても良いほどの無駄のなさである。しかし、トッドの音楽にはトッドの声がある。トッドの歌は実にソウルフル。深く心地よく揺らいでいるのだ。理路整然としたトラックと有機的な歌。これっしょ。
その関係性が最もよくわかるのが「Believe In Me」である。たった2分の小曲ながら、そのさりげなさと哀愁は超一流。弾き語りのピアノでバラードやられたら男でも惚れる説を立証するかのごとく押し寄せるセンチメンタルに圧倒されてまえや。
Aメロがすでにサビクラスのキャッチーさを誇り、サビはサビでいかにもサビって顔をしないさりげなさよ。トッドの消え入りそうな囁きボイスも絶妙で、さらにミニマリズムといっても過言ではないこのシンプルさ、完璧なセンチメンタル童謡である。
とにかく、オレが文部科学省の大臣だったらソッコーで教科書に載せるレベル。再評価の波、はよこいや。
コメント
jjjってトラックメーカーがこの曲でトラック作って話題になってましたよ
https://www.youtube.com/watch?v=wrkqgGVl9OA&feature=share
あ様
めっちゃカッコええやん!まさかヒップホップになるとは…トッドファンとしては嬉しい限りです!笑
こんにちは。
見てますよぉココ。こっそりw
2018年洋楽アルバムの中で私的にベスト5以内にランクインしているThe lemon twigs:go to school
ロリング君あんま好きじゃないかもしれませんが。
todd rundgrenが主人公シェーンの父親役で参加しています。
今年は来日もしますよね。
全然盛り上がっているや~ん♪♪
yurix55さん、ご無沙汰してます!
コメントありがとう。お元気そうでなによりです。
Lemon Twigs初めて聴きました。クラッシュ直系のポップなパンクだと思ったらオペラっぽくもありたしかにトッドに通ずるところがありますね。声も似てるのかな。
父親役とかよくわかんないですけど、ピッタリっす笑
レビューおまちしてます!笑