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The Beatles 「Long, Long, Long」

60s

from 「the Beatles(White Album)」

さりげなくいい曲が聴きたい

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自分だけが知っている密かな愉しみ

さりげなくいい曲ってあるやん。アルバムの片隅にちょこっと置かれてるやつ。アレンジもシンプルで、多分作曲者もさらっと15分くらいで書き上げたんやろなぁっていう曲。

聴くときに気合入れなくてもいいし、ちょっと疲れたときにふと口ずさみたくなる。めちゃくちゃ有名でもないから、自分だけが知ってる密かな愉しみみたいな気持ちになれるのも嬉しい。

さりげなくいい曲が多いホワイトアルバム

ビートルズのホワイトアルバムが洋楽痛たちに人気なのはさりげなくいい曲が多いからだと思う。超有名曲だらけのビートルズにもかかわらず、ホワイトアルバムの曲なんかほぼ知られてないやん。2枚組なのに。

「Blackbird」や「Happiness is a Warm Gun」ですら知らんと思うで。ただ、それらは”さりげない超名曲”だから今回の主旨とは違うのよ。ため息でるほどの名曲ではダメなのよ。

「Cry Baby Cry」と「Long, Long, Long」はさりげない

わたしが主張したいのは”さりげなくいい曲”。それがホワイトアルバムだと「Cry Baby Cry」と「Long, Long, Long」なのよね。それぞれジョンとジョージの曲。

ちなみにポールは作曲家としては一番優れていることは間違いないんだけど、後期の曲はちょっとクサいというかこっちが恥ずかしくなる盛り上げ方をしてくるときがあるのよね。だからあんまりさりげなくない。

その点、「Cry Baby Cry」の力の抜け方がええやん?ちょっとだらしないのにほっとけないキュートなメロディがステキやん?

Eelsやデスキャブの源流ここにあり

ジョージ作の「Long, Long, Long」も素晴らしいのよね。これ、Eelsとかデスキャブとかにも通じるインディーカレッジロックの源流なんじゃないかと思うね。

柔らかいサウンド印象的なリフ、鼻歌のような気取らないメロディ。やるやんジョージ。ドヤ顔の「While My Guitar Gently Weeps」より何倍もカッコええ。

ドラムの切り込み方がスリリングでカコイイ

しかも意外とドラムの切り込み方がスリリング!おかげでただの地味な曲という印象を払拭。三拍子で穏やかな印象で始まるのに強弱のつけ方がダイナミックでさすがだなぁ。現代にも十分通じる感覚じゃないだろうか。

というわけでわたしも一番好きなビートルズのアルバムといえばホワイトアルバムになっちゃいます。確かにAbbey Roadの50周年記念盤の音はクリアでビックリしたけどね!

ステキなカバーも紹介しておきます!

Phish – "Long Long Long" [The Beatles/George Harrison Cover]
"Long, long, long" A tribute to George Harrison
Tom Hooper-Long Long Long(Beatles cover)

コメント

  1. てっちゃん より:

    ロリング君

    ヘルタースケルター(リンゴのシャウト)後のロングロングロング、音量レベルが小さすぎて、正直まともに聴いたことがありませんでした。アウトロもなんか怖いし…。
    でも耳を澄ませて聴くと(澄ませないと聴こえない…)しみじみと良い曲ですね♪この動と静のギャップがビートルズの魅力かなと思いました!

    • ロリング君 より:

      てっちゃんさま

      耳を澄ませていただきありがとうございます。ホワイトアルバムの魅力はまさにそれで、おぉこんな曲あったんだっていう発見が多かったんですよね。

      なんか気取らない感じがインディーロックっぽくて好きなんどす。

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