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No Rome「Pink」

10s

「洋楽」の定義が変わる

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かつては想像できなかったことが実現している時代

まさかこんな時代来るだなんて想像もしてませんでしたわ。ってこと多いよね。CDを買わなくなるなんて、とかスマホがこんなに普及するなんて、とか。

iPhoneが日本で初めて発売された当時、ソフトバンクの携帯ショップのお姉さんが必死に「これ(iPhone)はiPodのおまけに電話機能がついただけですからね!」となんども念押しされたことを覚えている。それが今や全世界のスタンダードの一つなんだものなぁ。

アジアのアーティストの欧米市場における活躍

もう一つ衝撃的だったのが、ドーナツさんから投稿いただいた記事にもあったけど、アジアのアーティストが欧米の市場で受け入れられていること
BTSが全米チャートで1位を獲得した、と初めて聴いた時、にわかには信じられなかった。なんか大きな事務所が大金はたいて作り上げたムーブメントなんでしょ?と。

でもその後の彼らの活躍を見ているとそうでも無いらしい。
しょーじきな事言うと、わたし自身、学生時代から偏見があった。アジアのアーティストより欧米のアーティストの方がセンスがいいよね。と思っていた。欧米で流行っている音をマネているだけで、それならオリジナルの欧米アーティストを聴いたほうがいい。

表舞台に出てこなかった才能たちの存在

それがあながち間違いでも無いケースもあるんだけど、最近わかってきたのは、表舞台に立っているアーティストの下には無数のアーティストがいて、彼らの中にはとんでもない才能がうじゃうじゃしていると言う事。

世界中の音楽をどこでも聴けるような環境が普及しているから、アジアの片隅で埋もれていた才能が欧米的な音楽にチャレンジする事も容易になっていると言うことなんですよね。

洋楽とはなんぞや

こうなってくると洋楽とはなんぞや、という話になってくる。わたしの中の洋楽とはつまり欧米の黒人白人が演奏しているポピュラー音楽とほぼ同義だったわけですが、もはやそんな認識で音楽語っとる場合じゃないということっすね。

今日からわたしの洋楽の定義はこうすることとします。日本語以外で歌われているものは全て洋楽。とりあえずこれでいこ。

一気にワイの洋楽市場が広がったデェ!!これは死ぬまで追求しても追いつきませんわ。

The 1975もベタ惚れのNo Rome

さて、そんななか、フィリピンのマニラ出身のアーティストNo Romeがカッコいい。

これまでならフィリピン出身のアーティストの音楽を聴く機会なんてあまりなかったけど、The1975のマシュー氏が絶賛してプロデュースまでかって出ているということだから聴くしかない。って人多かったんじゃないでしょうか。

音は確かにモロ影響受けてるんだけど、前情報無しで聴いたらアジア出身の要素なんて感じないし、めちゃくちゃセンスのいいサウンドがひたすら詰め込まれていて圧倒される。

都会的な名曲「Pink」

彼の作品を聴いているとバンドサウンドと打ち込みの両方の快感を理解していることが伝わってくる。そういうアーティストは引き出しが多くて飽きがこないんだよね。

Pink」は都会的な雰囲気が好きな人にはジャストな曲。ピアノのイントロだけで「あぁこれえぇ曲なやつやーん」って心でつぶやいてまうんやなぁ。
ビートの絡め方とかは流行りの感じだけど、素直に「ステキ…」と言えるし、アジア系アーティストも違和感なく世界の舞台に立てる時代なんだなぁとしみじみ感じたそんな夜でした。

No Rome – "Pink" Live Performance | Vevo

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