from 「Six」(1998)
土日やんのかい
3月7日(木)渋谷 TSUTAYAO-EASTのPaul Draperライブに行ってきたから報告しとくで!
ワイ、「マンサンを再評価する会」代表を務めてるほどのマンサン痛ではあるけど、会場にはそれを余裕で上回るほどの筋金入りのファンが揃っていたから、層の厚さに胸が熱くなったわ。
しかしね、まず言っておきたいことがある。ライブの日程について。この日のライブって最初に発表された唯一の日程で、いっちゃん熱心なファンがソッコー殺到した日な訳よ。木曜日。平日やん?
ほら、ワイって平日は超一流企業のサラリーマンという仮の姿をしてるやん?年度末って普通繁忙期やん。残業当たり前やん?みんな遅くまで残ってやってるのに早く帰りづらいやん?しかし再評価する会の会長として、そしてポールのために心を鬼にしてチケットとったやん。
そしたらそのあと売れ行きが好調だったからだろう、次々と日程が追加されたやん。土日に下北沢追加されてるやん。もう懐かしの乳首ドリルの「ドリルせんのかいっ!!」のテンションで「土日やんのかいっ!!」って叫んでしもたわ。
しかも前日の6日(水)に渋谷も追加されとるやんけ。「(ワイが行く7日は)初日でもないんかいっ!!」と、部屋にあるギターを破壊しそうになったが心にワイドオープンスペースがあったからなんとか落ち着きました。まあ、全日程に参加するツワモノもいるからね。そういう人たちには関係ないよね。
そんなこんなでライブ当日は職場において日中から気を消し、パソコンを閉じる音すら細心の注意を払い、上司や同僚に気づかれることなく退社に成功。
まあそんなこんなで雨が降るなかラブホ街にある会場についたわけですよ。ギリギリでいったためもう人で埋まっていたのですが、前に行こうと思ったらいけるくらいの余裕があって、がっついてないファン層の落ち着き具合がなんかイイ。
そしてポール登場。若いギタリストのベン氏を引き連れて。見た目はすでに知ってはいましたが、ジェダイマスターとCWニコルがフュージョンしたかのような姿にコレほんまにポールなんやろなと不安がよぎる。
しかし、演奏が始まると艶やかで怪しく伸びのある声が…そして得意のジョンレノン節(例えばKeep Telling Myselfにおけるサビの「Myself」の「せぇ〜ぇるふ」のメロディ。ポールの歌マネには必須のスキルである)の多用により、コレがポールやでぇええええと確信に至る。
とにかく声の伸びが音源で聴くよりも張りが感じられて気持ちいい。太ったせいで歌ウマなってんちゃうん。
一番感動したのが「Legacy」。あの別曲を繋ぎ合わせたような展開ながら華麗な橋渡しに圧倒される。アコースティックセットであるがゆえにメロディの生々しさが浮き彫りになって、偉大な楽曲だったんだなぁと再認識した次第や。
また、わたしと同じくサッポロ黒ラベルがお気に入りらしく、ライブ中に5本くらい飲み干すポール。「このライブはサッポロがスポンサーです」というジョークを繰り返すポール。
最後には丁寧に観客に敬意を表し頭を下げるポール。「Negative」や「Anti Everything」を書いたオトコとは思えない礼儀正しさ。めっちゃエエ人やん。
選曲が渋すぎてちょっと不満は残るが、それを上回るポールの声のクオリティにプロ意識を感じた素晴らしいライブでしたー。
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