from「So Much For The Afterglow」
昔めっちゃハマったこと思い出したわシリーズ
ポップとロックの狭間に立ったバンド
あーひさびさに昔めちゃくちゃハマったアルバムを見つけてしもたわぁ。コレ好きやったんすよねぇ。Everclear。
ポップなのかロックなのか凄い中途半端な立ち位置のバンドだったけど、陳腐な言葉で言い換えればその両方の良さを上手に取り入れたバンドだった。
ポップとロックを取り入れると言っても、イケメンアイドルがロックバンドやってます、みたいなのとは違って、ちゃんとキャッチーなメロディと内面をさらけだすハードな部分も見せてくれるバンドでした。
ええ曲を惜しみなくアルバムに詰め込む姿勢
アルバムにええ曲を惜しげもなく詰め込んじゃう後先考えないバンドっているやん。オレたちそういうバンド大好きやん。それがエバークリアやん?
特に「So Much For The Afterglow」はもうシングルヒット狙える曲が満載の2ヶ月くらいハマって聴いてしまう中毒アルバムだったんですよ。
Green DayやWeezerに匹敵するクオリティ
路線としてはGreen DayとかWeezerと近いと思うんだが、当時も本国アメリカ以外では特に話題に上がるわけでもなく…でもクオリティは負けてなかったんだぜ!!と主張したい。
彼らを知らない人たちに伝えなきゃ!そう思ったんですよ。
そこで紹介したいのは「Everything to Everyone」。
サビでも盛り上がりきらないのにクセになる不思議
この曲の素晴らしい点は、めちゃくちゃオーソドックスでポップなコード進行なのに、メロディがヒップホップ調だったりサビメロが盛り上がってないまま着地する不思議な感覚。すごい新鮮だったんですよ。
コレ全然盛り上がりきれてないのに妙にクセになるなぁと。Aメロがサビなんじゃないかってくらい頭に残るし。
声もセクシーなボーカルのアート
そんでボーカル・ギターのアート・アレクサキスの声もロックしてるわけですよ。彼の声は深い。ハスキー過ぎて早口のメロディに若干もたついてるところがスゲェセクシー。
彼の声が曲が進むにつれだんだんと迫力を増していく様はどう考えてもロックである。ボーカリストとしても(オレの)評価は高い。盛り上がってないと書いておきながらやっぱり盛り上がってるわ。
「スゴイ…ポップなのに安っぽくなくて、ギターなのにヒップホップみたいでなんか楽しい!」と夢中になって聴いていたのを思い出す。
ハイブリッドで高性能なロックを生み出したエバークリア
結局、当時の感覚からすると、ロックンロールとかフォークをベースにしながら、リズムが跳ねたりメロディにラップを取り入れることでハイブリッドなポップロックが増えてきた頃だったんすよね。
それをとても上手にやったのがThird Eye BlindとかこのEverclearだったということなんす。
日本のメディアからは無視されてた存在だったかも知れないけど、とても高性能な音楽を生み出していたのだと思う。
その後、プロデュースしてたバンドと金のことで揉めたりメンバーが脱退したりといいニュースは聞かなかったが、実力は間違いなかったし、今でもワイの心には響いてるっちゅーことな。
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