Everything Not Saved Will Be Lost – Part1
エレクトロダンス・ゴス・バロック・ミュージック
Foalsが大作をリリース
気がつけば年末ですかそうですか。皆さまの2019年はいかがでしたか?私は僅かでも目標を行動に移せた(主に歯の治療)年になったように思います。
私という人間にしては上出来じゃね?今年に思い残す事ないんじゃね?などとホワホワしておりました折、Apple MUSIC兄ぃからお言葉を頂きハッとした次第。
忘れていたんですね、Everything Not Saved Will Be Lost – Part1〜2という2部に渡る大作をリリースしたFoalsの事を。
彼らの気概と覚悟を記録せねば終わらんだろう、今年が。という訳で私は記録する事にした。性懲りも無く、Rolling Thunder Diaryという人様のフィールドをお借りして、だ。(いつも本当にありがとうございます)
ゴスくてちょっとグロテスク
さて件のFoals、これまではスルーしていたバンドでした。何となく「パンクの系譜」にいるインディーバンドって認識で、(近年こそその系統も大好きですが)パンクの魅力よく分からんguyの私には聴き始める理由もなかったのです。
それが本年の開始間もない頃にリリースされた本作で変わったのは、何よりジャケットが妙に印象的だったからで、ゴスくて、ちょっとグロテスクな、そんな音楽が聴けるかもと期待を抱いたから。そしてそんな期待を彼らは悠々と超えた。なんて言うか「エレクトロダンス・ゴス・バロック・ミュージック」って感じで、語彙が足りないけど、概ねそのような感じで。
無敵感溢れるブチ上げソング「White Onions」
アルバム前半の流れがむちゃくちゃカッコいいし、後半にもSundayがさり気なく配置され抜かりない。敢えてここから一曲を抽出するならばWhite Onionsを推したい。
耽美さを求めるなら他曲だが、パンキッシュ部門では完全にこれ一択なのだ。3分ほどの短い尺の中で上記のパンク感に加えて、シンガロング感も味わえ、尚且つボーカルのヤニス氏のキレ気味Voiceと「とめ・はね」がキマりまくりの演奏までも堪能できる、無敵感溢れるブチ上げソングとなっている。
そしてPart2へ…
やるなぁFoals、何の種も撒かれていないマイヘッドで、何ならあまり貴兄達への期待値が高くなかった通りすがりの私をここまで引き込んだのだ。完全にプロダクトの勝利である。マーケティングの理想形じゃん。
だが忘れてはいけない。そう、これはまだPart1である事を…。
Everything Not Saved Will Be Lost (Part 1)
コメント
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