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Ash 「Shining Light」

00s

From 「Free All Angels」2001

白以外のマスクは認めないロリング君です。

学生時代の恋。いろいろあったねぇ。うん、いろいろあった。思い出すのもはばかられる黒歴史も多数。そうそう、洋楽痛がやりがちな恥ずかしいプレゼントといえば、自分のお気に入りの曲でアルバムを作って贈っちゃうことね。いやー今の時代SNSで送れちゃうから便利よねぇ。ただ、贈られたほうは「はーん」みたいな感じになりますわな。自分の知らん曲いっぱい曲贈られても思い入れないわ聴くのめんどくせぇわで困りますわな。みんな気をつけようね!

いや、そんなんどうでもいいんですけど、アッシュの音楽を形容するとしたら「学生時代の恋」しかない。もちろん甘酸っぱい曲ばかりではないが、基本的に彼らのラブソングはいつも不器用でキラキラ輝いている。Tim Wheeler はギターの名手でかつ作曲能力抜群なのになんで不器用に聴こえるのか。それはティムのヘタウマなボーカルとドタバタリズム。これに尽きる。

なんかズレそうでズレないサウンドがクセになるのだ。実は甘いメロディをドタバタで中和する高等テク。Pavementにも近いものを感じる。そんな彼らの最高傑作といえば、「Shining Light」。これが全編隙なしのパーフェクトな一曲であることは当たり前。ギターのリフがそのまま歌メロになるAメロがB’zも真っ青で心奪われるんだけど、とにかくこの曲の凄いところはサビなのよ。

普通、この流れから行くとサビでは「イェー!」みたいな感じで高音で声張り上げたくなるわけよ。そこをティムはあえてサビの入りは中途半端な音程に抑えて、その後に高音いくかな…?行かないのかな……?……そんなに行かなかったー!!みたいな、絶妙なバランス感覚を発揮してるわけ。メロディのピークがちょうどいい高さを突いてくるのよねぇ。

不器用さと甘いメロディというアッシュの良さが最大限に発揮された名曲であの頃を思い出してほしい。

Apple Music: AshShining Light

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