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Calexico and Iron & Wine「He Lays In The Reins」

00s

from「In the Reins」(2005)

属性:フォークロック系

コンビニで「クイックペイで払います」ていうタイミングが掴みきれないロリング君です。

さて、洋楽痛の好みって、大きな部分では他の人たちと重なっているんだけど、そこから細分化していくと合わなくなっていくよねって言う話。

わたしの世代だとNirvana、oasis、Weezerから始まりレッチリ、スマパン、Coldplayとかはみんな聴いているアーティストで、さらに枝分かれしていくと好みが重ならなくなる。それこそが自分の根っこの部分であり、属性が決まるポイントである。

だいたいパンクロック系(グラムロック含む)、エレクトロ系、HR/HM系に分かれていた気がする。そしてネクラだったわたしはというと、フォークロック系だったんだと思う。

当時はわたし以外にフォークロック系がいなくて、ライアンアダムスやウィルコの話は誰にも通じなかったなぁ。フォークロック系が敬遠されていた原因の一つに、クサい、という偏見があったからだと思う。アコギでジャカジャカしてると、洋楽に求められているクールな印象とはかけ離れてしまうんだろなぁと。

フォークロックってゆずとかミスチルやん、て突っ込まれたこともある。まあ確かにミスチルはめっちゃ好きやけどな!!

しかし、フォークロック系のわたしだってクサいのはイヤだ。クサいと切ないを同義にされてはたまったものではない。わたしにとってベストなのは、フォークロック系という言葉だけで表すことはできない。

ここでわたしとって一番心をくすぐられる審査基準を並べてみよう。

①ループできるリフ

これはどこまでシンプルでかつ切なさを出せるかが勝負の世界である。美しさを追求するとシンプルにならざるを得ない。子どもでも口ずさめるくらいミニマムでなければいけない。そのリフが延々とループしながらそこに歌が乗る、というのがまあたまんないのよ。繰り返しにもかかわらずまるで催眠術のように快感が増幅していくのだ。

②楽器のバラエティ

楽器の種類が豊富なほど奥行きが増す。リフといえば歪んだギターがまず思い浮かぶが、ギターとピアノが上手く絡んだ時の音の立体感ハンパないよ?楽団みたいなのがいいという意味ではないが、例えばピアノとシンセとギターと歌を共存させるには、音の相性とか空間を把握するスキルが求められる。そらぁ芸術点高いですわな。

③切ない

これは問答無用の条件である。切ないって言いすぎて段々切ないって一体何なのかがわからなくなってくるが、とにかくメロディアスでどこか物悲しい雰囲気をまとっていてほしい。クサいとはまた違う。クサいということは表現している感情が単純ということだ。切なさは複数の感情が複雑に入り混じった結果生まれるもの。思慮深いアーティストにしか出せない。

と、いうことで、これに当てはまる曲教えろやってなりますわな。Calexico and Iron & Wineの「He Lays In The Reins」どす。バンド名にアンドが二つあってよくわからないことになってますが、キャレキシコとアイアンアンドワインのコラボ、ということどす。

これすげぇ雰囲気持ってていい曲なのよねぇ。ゆったりしてるのもいい。もう詳しくは語りませんが、審査基準にもピッタリあてはまる(ループできるリフ、というのがわかりにくいかもしれないけど、よく聴いたらいい感じですリフってるのよ)

ほな、またな!

Apple Music: Calexico and Iron & Wine 「He Lays In The Reins」

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