オッス!今回のテーマは「みんなホンマにこれ良いと思って聴いてるんか?」です。
当サイトは出来る限りポジティブなことを伝えるサイトにしたいという思いもあり、酷評するレビューは載せてきませんでしたが、時には刺激も必要だろうという観点から、今回はわたしが「どう考えても過大評価されすぎやろ」と思う作品を3つピックアップしました!
それではいってみましょー!
The Beach Boys「Pet Sounds」
かつて別のレビューサイトを運営していたときに、この作品を酷評(?)した。
運営していたサイトの方針として、忖度なしの正直なレビューを心がけていたことと、名盤と称される作品の良さが理解できずに洋楽を諦めてしまう人がいるのではないか、という理由から、酷評するレビューも迷わず掲載することにしていた。
この作品は世間的には誰も認める歴史的名盤で、アーティストからの評価も高かった。音楽雑誌でも何度も名盤として紹介されていた。
学生時代から名盤と評価されているものはとりあえず買うくらいの勢いでCDを収集していたわたし。しかし、その作品は何度聴いても理解ができなかった。
その感想を正直に記事に書いた。
殺害予告されるほどに(小さく)炎上
しばらくすると、2ちゃんねるにスレッドが立ち上がり、わたしを攻撃する書き込みがされるようになった。
そして、直接サイトの運営窓口にメールアドレスに殺害予告まで来た。さすがに「ここまで人を不快にさせてまでやる意味があるのか…?」と頭をよぎった。
しかし、中には「わたしも良さが分からずちょっとだけ悩んでいたのでスッキリした」という方もいてくれて、決してムダではないと判断し、正直を貫くことにした。読みたくない場合は読まなくてすむのがウェブサイトの良いところだ。
と、いうわけで、The Beach Boysの「Pet Sounds」は想い出のアルバムでもある。 久々に聴いてみたが、やっぱりダメだった。音楽的に「おっ」と思わせるところはあるにはあるが、やっぱりダメだ(お前何様やねん)。
声が能天気で真面目に聴けない
何がダメなのかというと、ボーカルが受け付けないという部分も大きい。なんかオッさんが気の抜けたファルセットで合唱してる感じがキツい。どんだけ能天気やねんと。キツいんだわ。
メロディ的にもちょっと何言ってるかわかんないです感が強い。「It Wouldn’t Be Nice」はまだ良いとしよう。彼らにしては疾走感があるし、ポップで爽やかだし、歌の目的が明確である。
曲の方向性が曖昧
だが「Don’t Talk」はどうやねんと。声は能天気なのに、メロディめっちゃアンニュイやん。どっちに行きたいのかよくわかんないし、ちょっとオドロオドロしくて怖いわ。
ポールが史上最高の曲と評した「God Only Knows」も、ほんとにそこまで素晴らしいのかと。全然悪くはないんだけど、「アルバムの隅っこに置いてあるのに気づいたらちょっと得した」くらいの曲やで。
評価すべき点は、色んな珍しい楽器を使っている。サウンドが当時にしては斬新。コード進行にひねりききまくってる。こんなところでしょうか。
まあワイにとってはどうでもよろしいですわ(ビーチボーイズ側からしてもどうでも良い) 。
The Beatles 「SGT Pepper’s Lonely Hearts Club Band」
続いてはこちらも超ド級の大御所ビートルズです。
ビートルズについては大好きなアルバムもあるので、受け付けないとかそういうわけではないんです。
ただ、彼らの最高傑作と評されることの多い「サージェントペパーズ」については異論しかない。
とにかく彼らにしては曲が弱すぎる
ほんとにみんなよく聴いたのかよと。これが最高傑作なはずがない。だって、ビートルズにしては曲めっちゃ弱いで。
初のコンセプトアルバムとかそういうことはどうでもいいんです。音楽で気持ち良くしてくれたらそういうの気にしないんです。
リンゴが歌ってる「With A Little Help From My Friends」は好きよ。永遠のスタンダード感のある素晴らしい楽曲だと思う。
※ちなみにJoe Cockerのカバーがベストバージョン。NHKで放送されていた「素晴らしき日々」というドラマの主題歌だった。ビートルズの曲だとは全く気付かず聴いていたのもだ。
でも後が弱いわ。
中盤以降の印象の薄さがヤバい
中盤以降の印象の薄さやばないですか。カップリング曲集と言ってくれればギリ楽しめる。彼ららしくないんだよなぁ。
「She’s Leaving Home」はポールのバラードなんだけど、ちょっとスベってるやん。ストレートにクサいメロディになってしもてるやん。聴いてるこっちが赤面してまうわ。
そんで「A Day In The Life」は出オチでしょ。Aメロ勝負でその先に繋げられてなくないですか。未完成としか思えないんですよ。
面白いのが、先ほどご紹介した「Pet Sounds」はビートルズの「Rubber Soul」に触発されて作られたそうで、さらに「サージェントペパーズ」は「Pet Sounds」に対抗するために作ったとかなんとか。
Billie Eilish「WHEN WE FALL ASLEEP, WHERE DO WE GO?」
最後はこちら。実はビリーアイリッシュの作品に文句は何もない。新しい流れを作った素晴らしいアーティストだ。ちなみに「wish you were gay」と「when the party’s over」がわたしのお気に入りである。
わたしは日本中の若者に問いかけたいのである。UNIQLOでTシャツ買ったやつもおんなじや!
本当に好きで聴いているのか日本の若者たちよ
「本当に良いと思って聴いてるのか」と。いや、そもそも聴いてすらいないんじゃないのか。 ただ「ビリーアイリッシュ」って言いたいだけなんじゃないか。今はこれ聴いときゃとりあえず大丈夫ってだけなんじゃないか?
「いやいや君、昨日まで全然違うの聴いてたやん」という人たちに彼女の良さが分かるはずがないのである。
「メディアがプッシュしててなんか雰囲気カッコいいから好きということにしておこう」そういう層が9割を占めるパターン。「bad guy」しか知らんやろみたいな。
「音楽が好き」=「魂が震える」ということ
「オレ、EDM聴いてるんすよ」ならまだ可愛いかった。まあ四つ打ちでわかりやすいし、本当に良いと思っていた可能性はある。
だが、ビリーアイリッシュの音楽はそうじゃない。「この音楽が好き」ということは魂が震えるということとイコールなのだ。お前の魂は震えているのか?
お前は絶対にワクワクしていない。オレにはわかる。そういうことである。
よんきーさんぐらい聴き込んでから出直してこいや。
というわけで、ビリーアイリッシュの場合は過大評価というよりもイメージだけが膨れ上がって正当に評価されていない(そもそも聴かれていない)と強く感じる。
以上!
コメント
え?なにこれビリー・アイリッシュのステマ?
いくら金貰ったの?(笑)