from「Sex&Food」
ジャズなの?サイケなの?ソウルなの?
暑いなー暑すぎる。危険な暑さが連日続いていますが、いかがお過ごしでしょうか。
これだけ暑いと脳の回路も焼き切れて、どんな音楽も入ってきませんね。
でもだから音楽聴きませんって事はなく、いつでも最高の音楽を探し彷徨うのが愚かで愛しきロッキンボーイズ。
猛暑は陶酔感の強い音楽でぐわんぐわんになりたい
わたしは、どうせ焼き切れてるんだから行くところまで行こうという精神で、シューゲイザーやサイケといった陶酔感の強い音楽でぐわんぐわんになるのがお気に入りですが、ヤケクソという訳でもなく、猛暑を逆手にとってみれば案外気持ちの良いもんです。
そこで今回のテーマに据えてみたいのがUnknown Mortal Orchestra(以下UMO)のアルバム「Sex&Food」収録「Hunnybee」です。
ジャンルレス音楽の代表格こそUMO
音楽のストリーミングサービスが世に浸透して幾星霜。もはや世界中の音楽がボーダーレスに触れられる時代なので、色々な国、あるいは時代の気配をまといアウトプットされる音楽が本当に増えたと思います。(余談ですが日本でもTempalayというバンドがカテゴライズしようのない音楽をやっていて、べらぼうにカッコよいです。)
そんな一周まわった感のある、ジャンルレス音楽a.k.aナニコレ音楽(いい意味で)の代表格こそUMOではないかと。
例えばチャカポコパーカッションとシルキーなメロディで暑苦しいんだか涼やかなんだか。
例えばスペイシーなシンセと蛇でも出てきそうなサイケ感で宇宙なんだかインドなんだか。
「Hunnybee」ではリズム隊の淡々とした演奏とドリーミーなシンセサウンドで地に足着いてんだか浮遊してんだか、やっぱり実態が掴めない。
イケナイ脳内物質を分泌
シルキーでメロウな歌声にファンキーなギターでイケナイ脳内物質を分泌しはじめた頃、訪れたサビの「hunnybee♪」で、イントロ時のシンセサウンド「ファッファッファッ♪」が再登板して同期、ここぞとばかりにキメてくるも涼やかなそのさり気なさときたら。
初聴きでは男性か女性か判然としないジェンダーレスな声質が匂わせるソウル感もむちゃくちゃクール。
UMOそのものがジャンル
「ジャズなの?サイケなの?ソウルなの?」
朦朧として思わず問いかけると、こめかみの奥に響く声。
「どれでもない。UMOだ。」
くぐもった蜃気楼の様な音像の奥に流れる横ノリ感に身体を揺らせば、生温い風はさっきより幾分心地よく、夕暮れに秋の気配を感じる…
のは流石にまだ早いので、外出にはイヤホンよりも帽子を、音楽よりも水分を。
音楽聴くにも体が資本。皆さまご自愛くださいませ。
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コメント
ドーナツさん
なんなんすか、このエアコンの外側だけ、みたいな音楽は(笑)
雰囲気は夏の終わり
と思いきや夏の終わりやのにウキウキ感ある!
つーかどっから見つけてきたんすか!