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【投稿作品】Louis Cole「Things」byよんきー

10s
from「Time」(2018)

ヘイ!コール!

ルイス・コールです。カール・ルイスではございません。コール・ルイスでもございません。へぇ~、ルイスって苗字と名前、どっちでも使えるんやー。ま、そんなこたぁどーでもいいですね。

しかしこのルイスさん、相当なお方のようでして、全ての楽器は勿論のこと、オーケストラのスコアまで書いちゃうらしく、しかもミックスやマスタリングといった最終工程まで自分でやっちゃうとのこと。ドラムに至っては元々はジャズ畑でかなりの腕前らしく、そう言われると正確なドラムがものすんごく印象に残ります。
カール・ルイスが幾つ金メダルを持っているかは知りませんが、こっちのルイスさんも相当なもんですな。私はミュージシャンを志したことはないですが、そっち方面を目指している方が聴いたらもうやる気なくしちゃうんじゃないかと。それぐらい圧倒的な才能の持ち主です。あー、オレも名前をルイスに変えよーかな。
でもそうは言っても基本は曲ですから、曲が悪けりゃ誰も聴いてくれないわけで、その点ルイスさんはソングライティングの腕前も相当なもの。ホントにスゴイ才能をお持ちなんですが、私が今回お薦めするのは、2018年リリースのアルバム『Time』のクライマックス曲『Things』です。ちょうどこの季節にピッタリの雪がちらつく夜にポッと灯りがともるようなアレンジですが、歌詞がちょっと切ないというかグッと来ます。
サビはこんな感じ。「Things may not work out how you thought (物事は君の思ったとおりにはいかない)」。このドキっとするコーラスが時にクリスマスっぽい暖かなサウンドで何度も繰り返されるわけです。メロディを変えながら何度も何度もしつっこく繰り返されるわけです。
そりゃあもう、こちとら思い通りにいかねーよって、しんみりしちゃうわけですけど、そこはほら、クリスマスですから。ロッキンボーイズにとってやっぱ基本は「きっと君は来ない~♪」(by 山下達郎)もの。物事は君の思ったとおりにはいかないのです。これこそ我らのクリスマス・ソングでしょう。ハッピーなクリスマス・ソングなんておととい来やがれってんだ!はてルイスはん、あんさんもロッキンボーイズやな。
そんなルイスさん、この年末に来日されるそうですが、参加される皆さん、間違ってもミスターみたいに「ヘイ!コール!」と呼ばないように(注.1)。コールは苗字ですから!
注.1:1991年に東京で行われた世界陸上で、100m9秒86という当時の世界記録を樹立して優勝したカール・ルイスに、同大会でレポーターを務めていたミスターこと長嶋茂雄はスタンドから「ヘイ! カール!カール!!」とカール・ルイスが気付くまで呼びかけ続けた。この場面、私もリアルタイムでテレビを観ていましたが、テレビの前でありながら何故かハズい思いをした記憶が…。ミスター語録の一つです。

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