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【人生で最も聴いたアルバム】第9位 The Killers「Sam’s Town」

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人生で最も聴いた?ホントに?って言われそう

このアルバム、つまんない曲もあるけどやたら聴いているなぁと思ったことはあるでしょうか。こんなん推してるのオレだけちゃうんか…と。

わたしはそこに重要な個性が現れていると踏んでいる。 今回御紹介するアルバムは多分、他の人からしたら、人生で最も聴いたアルバムトップ10入りするにはちょっと弱くねぇか?と感じる作品だと思う。

1st「Hot Fuss」は名曲と凡曲が入り乱れる

しかし、わたしはThe Killersの音楽にはいつも心惹かれてきた。特に2nd「Sam’s Town」と3rd「Day & Age」には神がかった何かを感じていた。

いきなり1stアルバム「Hot Fuss」で世界的ブレイクを果たしたキラーズ。絶対的名曲の数では「Hot Fuss」が強い。「Mr.Brightside」「Smile Like You Mean It」「All These Things That I’ve Done」というオレ的ロック史に残るまさにキラーチューンが収録されている。

The Killers – Smile Like You Mean It (Live On Letterman)

見事なバランス感覚「Sam’s Town」

ただ、「Hot Fuss」にはアルバム全体でみたときに物足りないという弱点があった。凡曲も結構多いんじゃないかとわたしは感じていたのだ。

その弱点を見事に補ったのが2nd「Sam’s Town」である。1stの名曲群に匹敵する必殺曲は「When You Were Young」だけかもしれない(まあその一曲がとんでもない最高傑作なわけだが)が、全体を通した時の満足度は圧倒的に高い

デジタルパンク「For Reasons Unknown」の鋭さ

しかも実はキラーズにしか書けない隠れた超名曲「For Reasons Unknown」がスゴイ。やっぱりこの曲、昔から薄々気づいていたけど唯一無二のロックナンバーだわ。

音をあえてスッカスカな作りにしておいて、一音一音を圧縮して密度を高めたようなサウンドが超カッコいいのよ。適度にエレクトロな要素も散りばめられていて、デジタルパンクとでも形容しましょうか。しかもサビは伝家の宝刀「一言サビ」。

The Killers – For Reasons Unknown (Royal Albert Hall)

キラーズの個性を突き抜けた鋭さがある。以降はこの鋭さはもう聴けなくなってしまったから貴重なのだ。この頃はブランドンがU2にハマってた時期っぽいので、カリスマへの憧れがそうさせたのかもしれない。

ブルースばりのスケール感「This River is Wild」

This River Is Wild」もこの頃にしか聴けない独特のスケール感を有した名曲。ブルース・スプリングスティーンのようなメロディラインでありながら、ピコピコ要素も忘れないというステキな曲調。当時からコレ、ONE PIECEの主題歌にピッタリやなぁと思いながら聴いていましたよ。

ただ、ガチャピン出演のPVでお馴染みの良曲「Read My Mind」、ティムバートン監督(この監督は好きじゃないが)のPV「Bones」など、聴きどころは多いが、決して完璧なアルバムではない。正直、飛ばしてしまう曲もある笑

オシャレなのに隙がある生き様に共感

でも、このキラーズのコメディとシンセとギターと演劇が入り混じったような楽曲たちがわたしには特別心に響いたのだ。オシャレなのにどこか隙がある。

完成度だけでみればもっと上のアルバムが沢山あるけれど、彼らの作品には個人的思い入れが強いんです。相性が合うというか、よくなじむというか。

自分が目指したい美学を作品に見出していたのかもしれない。

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