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【人生で最も聴いたアルバム】第2位 Pearl Jam「Vs」

90s

これを読めばパールジャムが今すぐ聴きたくなる!!

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Pearl Jamを聴かない人たちへ

「ダサい」「モッサい」「オッさんくさい」「GUでTシャツ売ってないやん」「メンバーにイケメンはおるんか?」「ワイはNirvana派やからなぁ」

あなたはそんなことを思いながら、これまでパールジャムを避けてきたのかも知れない。

しかし、もう大丈夫。あなたはとてもラッキーだ。なぜならこのレビューにたどり着いたからである。読み終えた後、あなたは間違いなくパールジャムを聴かずにはいられないことだろう。

聴くべきアルバムとは

まず、パールジャムで絶対に聴くべきアルバムを整理しておこう。それは最初の3枚である。

1st「Ten」2nd「Vs」3rd「Vitalogy」。この3枚に彼らの魅力が凝縮されている。神か悪魔が宿っているとしか思えない、鬼神のような演奏と創造性の爆発を目の当たりにできる。

初期の彼らのジャンルはと言うと、ハードロック+ファンク+パンクであり、ハードロックの要素が日本でウケが悪かった理由である。モノホンのハードロックファンにとっては物足りないし、尖ったロックを求めるファンにとってはハードロックの要素が邪魔だった。

しかし、そこが彼らの魅力なのだ。メンバーの異なる嗜好のごちゃ混ぜ感こそがパールジャムを面白くさせている。

初期はバンドとしてのエネルギーが凄まじい

さらに初期の彼らはバンドとしての気迫が凄まじく、バンドがエネルギーの塊となって我々に向かってくるような勢いに圧倒される。惰性など一切存在していない。

しかも1st、2ndには以降で聴けなくなるファンクネスが大きな要素として活きている。ビートがうねり、跳ねているのだ。コレが2枚を特別なものにしている。

3rd「Vitalogy」では創造性はそのままに一気にハードコアパンクに舵を切った。洗練された2ndから血生臭い生々しいサウンドのインパクト凄まじかった。

彼らの存在はニルヴァーナと共に、ロック史に残る事件だった。どんな売れっ子でもこの域に達することができるバンドは一握りもいない。

4枚目以降は熱心なファン以外聴かなくても良い

彼らを愛しているからこそ言ってしまうが、以降のアルバムは「ただの良いロックバンド」の作品で、それ以上でもそれ以下でもない。熱心なファン以外は聴く必要はないのかもしれない。

ファンキーなビートは鳴りを潜め、緻密なプレイも聴けなくなり、エディのシャウトも斬れ味を失った。 最初の3枚の出来が良すぎて余計にそう思う。ニール・ヤングとの交流が要因の一つだとわたしは考えているが今回は省略する。※3rd以降で聴くべき作品をあえて挙げるならば「Backspacer」は近年最も充実した作品だった。

と言うわけで長くなったが、結論としてわたしが最も愛している作品が2nd「Vs」である。

2nd「Vs」が素晴らしい理由1:クリアなサウンド

その理由は二つある。

まず、格段に音がクリアであること。1000万枚以上売り上げた1st「Ten」の大きなマイナスポイントが音のこもり具合だった。「エディは風呂場で歌ってんのか」っていうくらい音がこもっているのだ。

その後リマスターが出たものの、やはりその印象は拭い切れてはいない。その問題を一気に解決したのが「Vs」である。ギター中心のバンドにも関わらず、近未来を感じさせるクリアなサウンドカッコいい。

厚みのある歪んだギターをここまで綺麗に響かせるミックス、あなたは聴いたことがあるだろうかいやないだろうあるわけないやろだってこれはブレンダンオブライエンの最高の仕事の一つなのだから。

理由その2:楽曲が異次元のクオリティ

もう一つの理由は、楽曲が異次元のクオリティに達していることである。

「Vs」は”捨て曲なしの名曲だらけ”というアルバムではない。勢いだけの退屈な曲もある。しかし、いくつかのハードでポップでエモーショナルな楽曲は、創造性の源であるイデア界に到達しているのだ!

「そんな楽曲ほんまにあるんか?」と思ったあなたに聴いてほしい。

「Go」の全てが狂気の沙汰

Go」のイントロを。もう凄すぎてわけわかんないから。まずセッションをしているようなパート。何弾いてるのかわかんないのに、理路整然としていて、なんじゃこりゃと思っているうちに、あの強烈なフレーズにぶっ飛ばされる。

Pearl Jam GO

あれなんなんでしょうね。ビームみたいな電撃みたいなシンセのようでもある音をギターとドラムとベースの一体感で出しちゃうっていうね。

リフも何弾いてっかわかんないのにグルーヴあるし、歌メロの乗せ方も他に聴いたことのない符割だし、さらにスピード感も全開で、全てが狂気の沙汰よ。最後の最後まで密度濃すぎて、この曲ホント頭おかしいわ。めっちゃくちゃカッコいい。

「Animal」高品質正統派ハードロックファンク

Animal」は高品質な正統派ハードロックファンクといった具合で、コレが素直にスキルとセンスで到達できる地点なんですよ。グルーヴ、分かりやすさ、攻めの姿勢の全てを高めた結果。ようは仕事のできるやつらが本気出したらこうなりましたと。最高にカッコいいけど、理解できるカッコ良さなのね。

Pearl Jam – Animal

最高傑作「Leash」を黙って聴け!!

しかし「Leash」は突き抜けちゃったんですね。「Go」は異次元の狂気と言った別世界の表現だったけれども、「Leash」におけるパールジャムはロックの近未来を描き出す超高性能ロックマシーンなのである。

Pearl Jam- Leash

この曲ねぇ、全然誰も評価してくれないんだけど、パールジャムの全楽曲の中で一番魂を揺さぶられるのよ。

大海のウネリのようなビッググルーヴに、サビ前の変拍子、サビでの近未来都市を彷彿とさせる洗練されたサウンド。エモーショナルという観点でも最強。

サビの疾走感とメロディのカッコ良さったら…大衆を引き受ける気満々で、とことん売れてやんぜ!!と言う意志しか感じない。ここがNirvanaの「In Utero」と対照的で面白い。

エディの声のも最高潮。ラストの「Delight、Delight in our youth」のシャウトとかもう雷鳴の如くローリングサンダーやろ。

他にも聴きどころ多数あり(特にアコギソング)

そんで、他にも「Rearviewmirror」とか聴きどころはあるんだけれども(これもラストのシャウトが熱く、そのためだけに聴いているようなもん)、アコギソングが良い。

ポップな「Daughter」ばかりとりあげられるが、わたしは「Elderly Woman Behind the Counter in a Small Town」がとても好きだ。映画のような風景が浮かぶ切なさと乾いたメロディがステキなのよ。

Pearl Jam – Elderly Woman Behind The Counter In A Small Town (Live Big Day Out Melbourne 2014)

ラストの「Indifference」も名バラード。「Black」のような情念がこもった歌ではなく、ちょっとギターが置いてあったからバーで軽く歌うか、みたいな気楽さがよい。それなのにメロディは感情豊かで、飽きがこない。

超長くなりましたが、ちょっとパールジャムに興味出てきたでしょ?さあ、自宅にこもってすることないなら今すぐ聴くんや!

オマケのコーナー:ロックなTシャツを探せ!

パールジャムは本人たちのファッションは全くおしゃれとは程遠いんだけど、ツアーのポスターが凝ってて好きなんですよね。なのでTシャツももうちょい頑張ってほしいところです。パールジャムならこのTシャツがカッコ良いなぁと思いました。

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