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【コラム】アルバムの曲数の最適解とは

Column

どうも。靴擦れができない靴ってのはいつ開発されるんでしょうかロリング君です。

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最近は誰も気にしていないアルバムの曲数

さて、「アルバムの曲数」ってどう思いますか。もう今の時代、曲数入れ放題だわ、シングル中心だわでこだわる人はあんまりいないのかもしれない。
でも作品の出来不出来は置いておいて、「好きな曲数」ってあるんだよなぁ。という話。

結論から申し上げると、わたし好きな曲数は8、10 、12である。なんで好きなのか…真面目に考えたことはなかったが、なんとなくアルバムこれらの曲数だとわかると「おっ、なんか良さそうやん」とほんの少しだけ思うのは確かだ。もちろん裏切られることもありますが。

今回は曲数から受ける印象を勝手に決めつけたうえで紹介したい。

10曲入りのアルバムから受ける印象

まず真ん中の10曲のアルバム。この曲数からうける印象は、真面目で理路整然とした性格。作品として完成させるためにムダを削ぎ落とす努力をし、吟味された楽曲だけが収録されている、というバランスのとれた好印象な曲数。
また、10というキリのいい数字にするところが細部までこだわってますよ感があって良い。

10曲入りの名盤といえばこちら。

Weezer「Pinkerton」

Weezer – Getchoo

Coldplay「Parashutes」

Shiver – Coldplay

Radiohead「In Rainbows」

Radiohead – Bodysnatchers – Live From The Basement [HD]

Avicii「True」

別の見方をすると優等生というイメージもある。逆に”破天荒なバンドは10曲にはしない”という傾向もあるのではないだろうか。

10曲のアルバムは「おっ、コイツァきっちり仕上げてきやがったな!計画性と自信に溢れとる。心して聴いたるで!」という気持ちにさせてくれるのである。

ちなみに、10曲の名盤と言えばそらぁもうPearl Jam「Ten」でしょう。タイトルも「Ten」だし。と思いきやまさかの11曲入り!!いやいやなんやねんそこは10曲にせえや。でも名曲ばっかりだったし仕方ないよね削れなかったんだよねわかるよエディ。いやでもGardenだったら削っても良かったような気もしなくもない。

8曲入りのアルバムから受ける印象

続いては8曲。というか印象は10曲未満であればどれもほぼ変わらないのかもしれない。8〜9曲のアルバムであれば、10曲のアルバムと比べて数曲少ないだけだが、実はそこには大きな隔たりがあるのである。

ロックというジャンルで10曲未満のアルバムは、なんといっても偏屈こだわり頑固野郎感に溢れている。世間的には通常10曲以上求められているアルバムをあえて少ない曲数でリリースする。

しかもこの手のアルバムは職人気質なことが多く、長くて実験的な楽曲が多かったりするのでとっつきにくい。その反面、繰り返し聴くたびに新たな発見があるなど、深みを備えていることが多い。

Steely Dan「Royal Scam」

Steely Dan The Caves of Altamira with Lyrics in Description

Bob Dylan「Highway 61 Revisited」

Bob Dylan – Tombstone Blues (Audio)

Joy Division「Closer」

Joy Division – The Eternal

David Bowie「Black Star」

David Bowie – Lazarus (Official Video)

Led Zeppelin 「Houses of The Holy」

The Rain Song (2012 Remaster)

10曲未満のアルバムと出会うと、「おっ、コイツァもう世間の反応なんか気にせんと自分のやりたいこと貫いてきやがったな!芸術家とはお前みたいなヤツのことを言うんや!心して聴いたるで!」という気持ちにさせてくれるのである。

12曲入りのアルバムから受ける印象

最後に12曲。これはわかりやすい。創造性があふれて収まりきらなかったパターンである。11だと蛇足が1曲ある可能性が拭いきれずちょっと不安だが、12曲だと安心だ。

Arctic Monkeys「AM」

2. R U Mine? – Arctic Monkeys – AM +lyrics

Ben Folds Five「Ben Folds Five」

Ben Folds Five FULL ALBUM

Get Up Kids「Something To Write Home About」

The Get Up Kids- Action And Action

REM「Automatic For the People」

R.E.M – Try not to Breathe

12曲ということはアーティスト側もコントロールできないほどに才気がほとばしっている可能性がある。 もしアーティストがノリにのっている場合、12曲も名曲が楽しめるのだ。当たりであればこの曲数がベスト。

人間の集中力的にもこれが限界だと思う。これ以上多かったら途中で疲れる。まずそんなに名曲があるわけないから駄曲が入っている可能性の方が高い。

ということで12曲のアルバムに出会うと「おっ、コイツァ今ノリにノっとるんやな!最高傑作の予感や。その溢れ出る想い、心して聴いたるで!」という気持ちになる。

そんな事気にせず好きなだけ曲を入れるアーティスト

世の中には曲が思いつきまくって仕方がなくて、構成とか削るのめんどくさいから全部詰め込んでまえ!というアーティストがいる。

Pixies 、THE1975 、Sufjan Stevens …

Tame
Sufjan Stevens – Illinois [Full Album]
The 1975 – The 1975 / Mercury Prize 2016 (Teaser Video)

まあ彼らは総じて曲数が多いよね。正直、もうちょい厳選したらいいのになぁと思うこともあるが、その当たり外れも含めて楽しめるというメリットはあるのかも。

つーか、意外と多かったのが11曲の名盤なんだよなぁ。なぜキリのいい曲数にしないんだよ、という気がしないでもないが、名盤の統計をとるともしかしたら11曲が一番多いのかも。

みんな、何の参考にもならんことはわかってるけど参考にしてな!

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